2022/03/08 20:52
花々が舞い踊る。くるり見渡しても限りなくカラフルな花ふぶき。つつまれる。いきおいよく廻る。花びら。色彩。手を伸ばす。すり抜けていく。風にのった花びら。自由に舞い踊る。 Season Story ...
2022/03/08 20:52
薄暗い夜の森でひろった石のカケラは夜空を輝き渡った流れ星だと言う。燃え尽きず森までたどり着いた奇跡のカケラだそうだ。そっと夜空にかざす。月を透かすように夜に溶け込むように。カケラは夜空を背景にして...
2022/03/08 20:51
記憶のなかでおぼろげに咲くあの、花は思い出そうとするたびに輪郭をあいまいにする。遠い森で咲く一輪の花。美しく咲いては消えて、さらなる美しさでまた咲き続ける。 Season Story (2016s/s)...
2022/03/08 20:51
深い森の冬の夜。湖から飛び立った白鳥から舞い落ちた羽根が暗い夜空にふわりふわり白くぼんやり浮かぶ。その向こうには瞬く星空。 Season Story (2015-16a/w) Antique line
2022/03/08 20:51
空へ向かって高く高く。羽ばたいて高度を上げる。小さくなる湖。小さくなる森。空高く昇る昇る。風に乗って早くなる景色。森が遠くなる。 緑の中に点状に広がる街。海の上で見えた街。飾られた電球やフラッグを...
2022/03/08 20:51
大きな湖をすっぽりと覆う深くて広い森に夜のとばりがおりると森の木々も大地も夜の闇に沈む。そして静かな森はますます静まりかえる。やがて白い霧に包まれて黒と白の世界が広がる。 Sea...
2022/03/08 20:50
ひらり ひらりとパステルの花びらが舞う甘い香りの溢れる森木々のあいだからちらりと見えたのは廻りまわるメリーゴーラウンドラベンダーの馬車 ピンクの窓パステルの飾りをつけた 白い馬水色スワン ピンクの王...
2022/03/08 20:50
夜が終わり朝になったばかりの静かな湖はおぼろげな朝靄にかすみ 森と湖の境界も曖昧で湖と空の境目もぼんやりとぼやけて水面に映るしなやかな白鳥の影は黒鳥のよう。ふたつでひとつ。すーっと湖に波紋を曳いてい...
2022/03/08 20:50
森の記憶 透明な海はじまりは海の泡辿ればそれは海の底群れる泡風に軽くなびいてはじけるしろいサンゴゆれるウミユリうまれるたくさんのサカナゆるやかに泳ぐウミサソリ雄大なシーラカンスとおい昔の森の記憶森...
2022/03/08 20:50
誰もいない夜の深くしんと冷えた空気に響くのは祈りにも似た静かな歌声バイオリンのように伸びやかにパイプオルガンのように幾重にも空間を満たす多重音響く・・森に響き渡る幾千の音は互いに寄り添い重なり細く...
2022/03/08 20:50
今日の森は やけにあかるくすべてが白色にちかく色の重さは 重力に逆らってふわり浮き上がっている浮き立った色はゆらりぼんやりと立ち上るとろけて光のつぶになった砂糖菓子がソーダ水にひたされゆらゆらと気...
2022/03/08 20:49
ここからずっと遠くのもっともっと遠いところから また遠く草原ふたつと小さな森ひとつと大きな森ふたつ抜けた先に大きな大きな湖があった。湖面は夜の闇のなかで澄み渡り波ひとつなく静まり返りまたたく星空や森...
2022/03/08 20:49
ただようのはにぎやかな音楽のはしっこ。パステルカラーのたてがみ。あざやかな三角フラッグ 残像。サーカスが通り過ぎた森。まだ夢の中。紙ふぶき。空をおよぐ魚・・・なないろ。いきおいよく跳ねて 虹になる。記...
2022/03/08 20:42
鬱蒼とした森のずっとずっと奥の奥。けもの道をたどりゆきつく森。木の枝が絡み合いツタがさらに木々に絡み合う深い森。そこには“Deep Forest”と呼ばれる洞窟があった。洞窟の奥へ進むにつれて外の光が届かなくな...
2022/03/08 18:55
ふんわりとしてしゅわっとはじけてまばゆく眩しい綿菓子のよう海の泡のよう白い光のよう森を包み込み 溶かしてゆく生まれたばかりの 風がそよぐねぇどうして春風は甘く優しい、花の香りを連れてくる?海と大地...