深い森の奥。月のない夜。空も森も湖も境目がなくなるとき、ちいさな星が瞬いていた夜空は指先でカーテンをひくように洞窟の奥へと吸い込まれていった。道しるべの白鳥とランタンからもれる光に照らされて洞窟に...

草原をぬけると、森の入口。見上げると木々の隙間からみえる陽差し。足元にゆれる影と光。木漏れ日。風に揺れる花々。陽差しをうけて色鮮やかみずみずしいグリーン。森からピョンと飛びでてきたのは野ウサギ。ふ...

夜が濃くなって、湖が凍りはじめる頃。白鳥、ひと息、白い息。空気の冷たさに触れてひと粒、ひと粒、きらりきらりと砂のような粒となり、煌めきながら水底へ。。。さらさらと落ちてゆく先はいま、見上げている夜...

森を逆さに眺めてみれば、花々は舞い上がり、空に手が届きそう。自由にふわりと無重力の森。入れ替わる常識。どちらがどちらでも、それは森。それは花。どちらも森の景色。   Season Story (2022s...

静かな森の奥にある広大な湖をすうっと横切る、白い影と黒い影。星に満たされる夜空へ羽ばたこうとつばさを広げる、白鳥と黒鳥。月に照らされて水しぶき。キラリキラリ水の粒。星をうつす静かな湖にきらめきく。...

やわらかく甘い森。ハミングが聞こえてくる。ささやくリズムにのって春の森の色。夏の森の色。変わる景色を光にのせてふきぬける風を写してゆれる花の軌跡を追いかけて優しい面影。 Season Story (2021s/s)...

見上げた月は黒と白のモノトーン。吸い込まれそうな沈黙のなか静かに奏でる黒と白の広がり。遠い月に立ち眺めたら無限の宇宙。   Season Story (2020-21a/w)　Antique line

森のはじまりには花々が咲き色とりどりの花びら。吹き抜けていく春を告げる風に乗り私のまわりを花びらたち舞い踊る。ひらりひらりカラフルな色たち。   Season Story (2021s/s)　Pastel line

長い時を経た木々に囲まれた森の奥。吸い込まれそうな夜に数えきれない星々。満月に照らされて湖には月の架け橋。ゆらゆら波のリズムにあわせて月の橋もゆれる。深い森のまた奥で。満月の夜にだけ魅せる湖。 ...

春の淡い空色。咲き始めて香り立つ森の花々うつして。耳飾り。夏の青空と入道雲。風に揺れる白い花々あの色をうつして。耳飾り。   Season Story (2019s/s)　Pastel line

冬の朝。太陽が昇る。冷える空気に注ぐ暖かな光。森の木々の端にきらきらきらめく小さな氷の柱。つらら。つらら か。光を透かしながらぽたり、ぽたり、溶けていく。透明な滴の音。静かな森に、溶けていく。　　　...

遥か彼方。地平線が終わりそうな場所。あそこにうっすら白くかすんで島のようにみえているのは"森"なんだと聞いた。どのくらい大きな森なんだろう。遠くが見渡せる空気が澄んだ日だけみることができる森。あの不...

深く広大な森の上には覆いかぶさるような冬の夜空ひろがり降りそそぐ満天の星。湖から吹き抜けてくる冷たい風にゆれてざわざわと葉を揺らす木々。ヒンヤリとした空気の流れにあわせてきらりきらりと輝く星々。長...

花々が舞い踊る。くるり見渡しても限りなくカラフルな花ふぶき。つつまれる。いきおいよく廻る。花びら。色彩。手を伸ばす。すり抜けていく。風にのった花びら。自由に舞い踊る。   Season Story ...

薄暗い夜の森でひろった石のカケラは夜空を輝き渡った流れ星だと言う。燃え尽きず森までたどり着いた奇跡のカケラだそうだ。そっと夜空にかざす。月を透かすように夜に溶け込むように。カケラは夜空を背景にして...