ここからずっと遠くのもっともっと　遠いところから また遠く草原ふたつと　小さな森ひとつと　大きな森ふたつ抜け橋がかけられないほどに大きくて　澄み渡った湖をとおりすぎた先に昼も霧に覆われた　深い深い森...

長く閉ざされた眠りを破り眩しい光に誘われるようにかろやかに空へ。たくさんの色の中へ。花から花へ自由に飛びまわる。新しい喜びにこの体は宙を舞う。　　　Season Story (2009 s/s)　Pastel line

しんと冷えた静寂の森にふわりふわり白い雪が風に乗り舞いおどる木々の枝や葉にも降り積もり、集まり白い花が咲いているよう雪の花は、色を包み、音を包み白く覆われていく、静かな森ささいな音をも捉える長い耳...

淡い澄んだ水色の空が高くなるとき森は最高の実りのときを迎える真っ赤に色づくリンゴたくさんのどんぐりに花々が寄り添う実りのなかにまた実りたわわに色づく秋の森   Season Story (2008autumn)...

光溢れる昼の森に風が吹き渡る。花々が揺れて、甘い香りが森にひろがる。ミツバチが飛び交う森は木々の茶色が明るい光に包まれて鮮やかに浮かび上がる。　　　Season Story (2008summer)　Pastel line

朝靄ひろがる木々のあいだに一筋の光が差し込んだ。太陽からの最初の光に一羽の小鳥がさえずりでこたえた。あちらでも。こちらでも。朝の光にこたえる小鳥たちのさえずり。森にひろがるハーモニー。　　　Season ...

あるものは地下に眠り続けた鉱物のかけらあるものは空をとらえた虹のかけらあるものは大気にゆらめくオーロラのかけら時をこえ　色の粒になったそんな空想溢れる色の洪水color！color！color！　 　Season Story ...

-咲き誇る庭園-森でみつけた扉をあけて中に入ると緩やかな風が花の匂いを運んできた。朽ちて崩れかけた塀に囲まれ薔薇やユリが自然に咲き乱れる庭。その向こうには葡萄や木々の実がたわわに実っている。　　　　...

-森のカギ-森へ散歩に出かけた。いつものこみち、みつけたもの。それは、どこかの鍵。この鍵にあう鍵穴は・・・　　　-森のカギ穴-木の葉の影から古びた鍵穴がのぞいているのをみつけた。ひろった鍵を差し込むと...

ほのかな甘い香りが風に乗って鼻先をくすぐる甘酸っぱい春の香り誘われてたどり着くのは野イチゴや草花が咲き乱れる森スカートいっぱいに摘み取って髪に飾り、胸に飾る　　　Season Story (2007spring)　Pastel line